あたしは何なの?そう思った瞬間
生きていることが軽くなった
必要とされてるの?独りよがりな問いの
答えが欲しくて仕方なかった
放っておいても伸びてゆく爪で
震える喉を掻きむしって
あたしはあたしの意味を探した
次々と訪れる今を体中で感じていたい
ここだよ ここにいるんだよ
確かに感じる強い鼓動
それだけでいいんだと気付くのに
少し時間がかかった
太陽に手をかざして さあ 光を掴もう
他に誇れるものが無かったあの頃
古びて色褪せた傷痕が誇りだった
隠したい気持ちと気付いて欲しい願いの中で
矛盾を抱えて立ち尽くしていた
放っておいても伸びてゆく髪は
さらさらと風になびいて
頬をつたう涙を隠した
次々と訪れる今を
あたしはここで感じているよ